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太陽光発電を導入すると、電力会社に電気を売ることができると聞きました。
電力会社から、売れる金額より安く仕入れ、それ以上の金額で電力会社に売ることはできますか?
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理論的には可能かも知れませんが、現実は不可能です。
電力会社から買電メーターを回転させる電気は、住宅で使用する分しか供給されない仕組みになっているからです。
ですから電気料金の単価が20円で、売電がそれ以上の価格だからと、20円分を高価な蓄電池に貯めてそれを逆売電に回したとしても、とても経済的にペイしません。
それよりも太陽光発電の容量を大きくして、なおかつ家庭内での消費電気を減らして、余剰電力をひたすら売電に回すことが売電収入を増やすコツになります。
つまり、仕組みは電力会社に有利になるようになっているのです。
もしこの仕組みがなければ、まさに日本中が売電国になってしまい、電力会社は夜だけの商売になりかねません。
それが非現実的であることはお分かり頂けると思います。
また、電力の場合重要なのは安定供給で、太陽光発電の場合は、天候に左右されやすいので、電力の安定供給という面を考えると、どうしても現行の仕組みが必要になります。
ただし、大規模の蓄電システムがあれば、話は別ですが、これは現実には実現するのはかなり先のことになるでしょうし、実現できるかどうかはコストの面などで不透明な部分が多々あります。


























