極端な例として、日本全国の家に太陽光発電を設置したら、電気が余るんじゃないですか?それでも売電はできるんでしょうか?
日本全国の住宅が太陽光発電システムを導入するようなことは、さすがに逆立ちしてあり得ないでしょう。
仮定の話として、もしそのようなことが起こったとすると、確かに電気はあまるでしょう。
これは今でも部分的に発生している話です、太陽光発電の売電ができなくなることがあります。
これは電力会社からの電気の電圧が100V以上になるからです。
電力会社からの電気は100Vというのは建前で、実際には97Vに下がったり、107Vに上がったりしています。
この現象は、電気の消費需要が増えると供給がそれに追いつけないからで、逆に所費需要が少ないと電気が余るからです。
電気が余ると電圧が高くなり、電圧が高くなると太陽光発電のパワーコンディショナーからの売電が止まることがあるのです。
一時的な現象であれば問題はないのですが、このような状態が頻繁に起きる場合は電力会社との話し合いで家庭に置いてあるパワーコンディショナーの電圧を電力会社からの電圧より高めに調整します。
そうすれば問題なく売電ができます。
ちなみに全国総太陽光発電というのは環境にはいいことですが、実現性は100年先でもゼロと言えます。
とは言え、今のままでCO2が増え続けることは何としても食い止める必要があるので、太陽光発電はもっと普及する必要があります。