自宅の屋根に太陽光発電システムをつける見積もりを取っていますが、できるならカーポートも合わせて10kW以上の全量買取にしたいと思います。
屋根は5.36kWですが、カーポートを新設してまでやる意味はありますか?ちなみに、カーポートは11時くらいからしか太陽が当たりません。
この点も気になります。
ご自宅の屋根に5.36kWの太陽光発電ですと、売電は余剰電力の固定価格買取の対象ですから、買取期間は10年間になります。
ですから仮に5kWを売電するとすれば価格は33~35円ですから、1日当り1500円程(年間で42万円程度)でしょう。
設置費用が200万円とすると、最短で5年での償却になる計算です。
カーポートに太陽光発電を設置した場合は産業用なので売電単価は27円ほどで、ただし買取期間は20年になります。
問題はカーポートの屋根に太陽光が射すのが午前11時という点で、これだと夕方の5時(17時)まで発電しても6時間の稼働にしかなりません。
これで採算ベースに乗るかどうかは少し疑問になります。
例えば6時間の稼働で、出力が10kWとしますと、1日60kWhですが、単価が27円では4万円ほどですから、償却には10年ほどはかかるでしょう。
また、注意しなければならないのは、全量固定価格買取が産業用に限られている点で、そうなると、カーポートの屋根の上の太陽光発電システムを住宅の屋根の上の太陽光発電システムと一緒にすることはできません。
このようなことから、これは一案ですが、できれば信頼の置ける太陽光発電専門会社に相談すると、良いアドバイスが得られると思います。
そうすれば、屋根の上もカーポートの上も併せてベストソリューションが得られると思います。