カーポートと自宅の屋根を合わせると10kW以上の産業用太陽光発電(11kW)にできそうです。
でも、カーポートの設置にも工事費がかかりますよね。
どちらがいいのでしょうか?
屋根の上に4kWの太陽光発電を載せて売電単価が35円の住宅用にするか、それともカーポートを新設して、あわせて11kWの太陽光発電にするかということは、カーポートの建設費を別にして考える必要があります。
4kWの太陽光発電システムであれば単純計算では購入費用が160万円程度で、売電収入は月額3万円程度でしょう。
そうすると、10年では340万円ほどの売電収入になる計算です。
一方で11kWの太陽光発電システムだと、購入費用はざっと400万円強になるでしょう。
そこで売電ですが、これは産業用なので、単価が27円ほどになります。
そうすると簡単な試算をしますと、月額で6万円ほどになりますから、これが20年続くと1400万円になる計算です。
ここではカーポートの建設費や固定資産税のことは抜きにしますが、160万円の投資をして10年で340万円の収入では差し引き180万円の粗利益です。
一方で400万円強を投資して、20年で1400万円は、約1000万円の粗利益です。
さて、どちらが得かは数字からだと断然11kWのほうになります。
ただし、固定資産税とカーポート新設費用がありますから、問題はどの程度の費用がカーポート建設に必要かと言う点に絞られるでしょう。