今、全量固定価格で10.2kWを設置済みです。
順調に売電できているので、カーポートを設置してさらに10kW設置したいと思います。
この場合、売電価格は36円のままですか?
現在設置・稼働している太陽光発電システムの売電が全量固定価格買取ということは、当然産業用太陽光発電ということで、出力が10.2kWのことからも分かります。
そこにさらに鉄骨を組んでカーポートをつくり、そこでさらに10kWの太陽光発電を増設するのは新設ではなく、あくまでも屋根の上の既設の太陽光発電システムの増設と解釈すれば、従来からの全量固定価格買取価格の36円+消費税が適用されるはずです。
また、当然買取期間の20年も認められます。
ただし、ここで問題になるとすれば、カーポートが新設ということでしょう。
このような事例は解釈の仕方が当事者により変わるかもしれません。
一番確実なのは資源エネルギー庁へ問い合わせることだと思います。
ちなみに、増設として認めてもらう場合、出力が20%以上の変更は、軽微変更認定ではなく、変更認定をとる必要があります。
いずれにしてもこのご質問のケースでのポイントは新設するカーポートに太陽光発電システムを増設できるかどうかで、正直なところ確約はできかねますが、全量固定価格買取の規約上からみれば、当然増設が認められると考えられます。
自宅の庭や敷地に太陽光発電を設置するのとカーポートの屋根に設置するのは、同じことだと解釈することができます。