カーポートに設置したいのですが、家の影に入って日陰になってしまいます。
日陰の影響はどうなんでしょう?
太陽光発電は太陽光あってのことですから、日陰に神経質になるのは当然のことです。
ただ、日陰もさまざまですから、一概に日陰になりそうだから太陽光発電の設置はムリとは限りません。
現在市販されている太陽光パネル種類は大きく分けるとシリコン系と化合物系のCISに分けられます。
それぞれに長所があり短所がありますが、日陰に関しては、CISに軍配があがります。
つまり、CISの太陽光パネルは日陰でも発電効率が比較的高いという長所があります。
これは日陰だけではなく、曇りの日でもシリコン系よりはCIS系のほうが発電能力の低下が少ないのです。
ただし、同じ面積・サイズの太陽光パネルで発電量を比較すると、シリコン系がおおむね18%程度の発電効率なのに対してCIS系は10%をやや超える程度という弱点があります。
ですからご質問で太陽光発電をカーポートの上に設置する場合、その屋根面積と構造が問題になり、広くて頑丈な構造のカーポートであれば、CISの太陽光パネルが向いていると言えます。
なおCISが日陰に強いと言っても太陽光パネルの全部が常に日陰になるというような場合は太陽光発電には悪条件になりますから、まずは信頼ができる太陽光発電専門会社にその現場を見てもらうのがベストと言えます。
良心的で信頼が置ける太陽光発電販売・施工会社であれば、率直な正しい判断をしてくれます。