自宅だけではなく、家から離れたカーポートなど三か所に設置した場合、どうなるのでしょうか?
その太陽光発電システムの設置場所のそれぞれがどれくらい住宅から離れた距離なのかが、キーポイントになるでしょう。
また、3カ所に太陽光発電システムを設置した場合、それぞれの太陽光発電システムの出力を合計して、9.99kW(つまり10kW未満)で、その電気を住宅に引き込んで使用するのであれば、売電は余剰電力固定価格買取になるので、単価は35円になります。
しかし、3カ所の場所が住宅から離れていて、さらにそのそれぞれに設置する太陽光発電システムの出力合計が10kWを超えると、産業用太陽光発電の全量固定価格買取の対象になり、売電単価は27円になります。
さらに、3カ所の太陽光発電システムからの電気を統合する必要がでてきますから、そのための設備や費用を考えなくてはなりません。
また10kW超の太陽光発電システムには固定資産税が課税されますし、そうなると売電収入も増えるでしょうから、雑所得としての確定申告が必要になります。
なお、庭やカーポートに太陽光発電システムを設置することはおすすめで、空いているスペースの有効活用の手段としての太陽光発電システムは、収入の面からもエコの面からも大いにおすすめです。
ちなみに維持管理のリスクはないと考えても構わないでしょう。