パワーコンディショナーから電磁波が出るらしいですが、パソコン等の電子機器に悪影響はないものですか?
太陽光発電システムは設置容量によって住宅用と産業用に分けられます。
設置容量が10kW未満の住宅用太陽光発電システムの場合、パワーコンディショナーという電流を変換する機器で電磁波が発生します。
一方設置容量が10kW以上の産業用太陽光発電システムでは、キュービクルという変電機器が必要になり、電磁波が発生します。
総務省のホームページで公開されている情報によると、電磁波は人体に神経などに影響を及ぼす刺激作用、体温を上昇させる効果がある熱作用があることが解説されており、どのくらいの強さの電磁波が人体に影響を与えるのかが判明しているそうです。
そのため、電波防護指針が設けられており、規制が行われています。
太陽光発電システムのパワーコンディショナーにしてもキュービクルにしてもどちらも電磁波を発生させますが、電磁波はもともとあまり遠くまで影響を与える電波ではありません。
そのため、一定の距離を置いていれば特に問題はないといわれています。
しかし気になる場合は、住宅用太陽光発電システムの場合パワーコンディショナーは室内用と屋外用があるため、電磁波のことが気になる場合は、屋外用を検討すればよいかと思われます。
広い土地に産業用太陽光発電を設置する場合、特に電磁波の影響を考えることはないかと思われます。