太陽光発電システムの容量が5.5kWと書かれているんですが、この意味は?
電力の表示でkWは、瞬間の値で、そこにkWhなどと表示されていれば、1時間(1hour)の間の電力の量のことです。
5.5kWとは、そのときの電力のことで、5.5kW/hならば5.5kWの電力が1時間続いた合計の電力量です。
なお、太陽光発電では標記の数値は定格最大を示し、公称最大出力と言いますが、実発電はロスや変換器効率があるので、7割程度と考えましょう。
ですから3.59kW実際には2.5kW程度と考えれば間違いありません。
したがってご質問への回答は、5.5kWと表記されているのは、瞬時にその太陽光パネルが発電できる最大の電力を示しているのであり、それがどのような条件下でも当てはまるということではないと考えましょう。
言い換えればこれが公称最大出力の値になります。
メーカーがこの数値を記載するのは、その太陽光パネルをある一定の条件下で稼働させた時の値で、一番大きい数値です。
実際の個々の場所にその太陽光パネルを取り付ける条件はまちまちですから、必ずしもこの値の出力が得られるとは限りません。
そこで先に述べたように、7割程度ということになるのです。
なお、この7割は太陽光パネルの設置条件次第で、8割、9割、あるいは10割にもなりますし、逆に7割が期待できない場合もあります。