太陽光発電は、まだまだ、発電量不足の感がありますが、強力な発電システムとは、やはり原子力なのでしょうか?
原子力発電とは、原子核分裂時による熱エネルギーで蒸気タービンと発電機を回転させて発電を行う発電方法です。
火力発電は化石燃料を燃やし、その熱エネルギーで蒸気タービンと発電機を回転させて発電しますが、原子力発電は原子力を利用して発電しているのです。
原子力発電における核分裂反応による発電は、大きな電力を産み出します。
例えば原発1基分の100万kWの電力を産み出そうとすると太陽光発電システムでは甲子園球場の1500倍の土地が必要になります。
火力発電所と比べても、北陸電力内の発電所の発電量が25万kW~150万kW、東京電力内の発電所の発電量が114万kW~504万kWですから、原発1基だけで火力発電所1個分の電力を作り出していることになります。
しかし、原子力発電は核分裂反応のコントロールが難しく、災害時の事故などにより施設が損失すると、人体に有害な強力な放射線が周囲に放出されてしまいます。
また、使用した核燃料の処分についても処理方法が確立していません。
そのため火力発電のように発電に際して二酸化炭素を排出することがなく、原子力発電のように災害の事故や使用した核燃料の処分が問題となることのない太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーが注目されており、研究開発が行われているのです。