太陽光発電は、お湯を沸かすものですか?
いいえ、違います。
太陽光発電システムは電気を作ります。
太陽光発電システムは、太陽の光エネルギーを利用して太陽電池で発電するものです。
お湯を沸かすのは、太陽温水器で、まったく別のものです。
太陽光発電と太陽温水器は、同じ太陽という言葉があるので混同するかも知れませんが、太陽光にはいろいろな成分が含まれていて、その代表的なものは、まずは熱でしょう。
つまり、陽が当たると暖かいと言うのは太陽光の熱が作用するからです。
一方で太陽光のもうひとつの成分である電気は人体や地表に影響を与えませんから、太陽光に電気があると言われてもピンときません。
そこで、太陽光発電はお湯を沸かすのかなどという質問になるのでしょう。
太陽温水器は容器の中に水を入れて、それを屋根の上に載せて、太陽光を集光して熱を集めて、その熱で水を温めるという単純なものです。
もちろんこのお湯はお風呂などに使えますから便利なことは事実ですが、今では余り普及はしていないようです。
ちなみに最新情報によりますと、同じ太陽光パネルで電気をつくると同時にお湯も沸かせるというものが研究段階ではあるそうです。
そうなるとこの太陽光パネルは太陽光を無駄なく利用するということになりますので、今後の研究開発に期待したいところです。