太陽光発電とか、太陽熱発電とか、どう違うんですか?昔、太陽の熱でお湯を沸かすシステムがあったと思いますが、あれと同じですか?
太陽光発電は今ではかなりポピュラーになりましたから、多くの人は詳しくは無くても、それがエコな電気を生産する仕組みであることはよく知られています。
ところが、最近しばしば聞かれる言葉に太陽熱発電があります。
似たようなものに太陽熱温水器がありますが、そうではなく、太陽熱発電です。
太陽光発電とは、太陽光パネルの内蔵されている太陽電池のPN結合半導体が太陽光を受けると、光起電力効果という現象がおきて電気(電位差)で発生する仕組みです。
一方で、太陽熱発電とは、太陽の熱を集めて、その熱でタービンを回して発電する仕組みで、これには発電機(モーター)が必要になりますが、原動力に燃料を使用しないので、太陽光発電同様にエコです。
実はこのタイプの太陽光パネルはすでに試作段階をクリアしそうで、近い将来太陽光熱発電が可能になると期待されています。
この太陽光パネルは従来通り太陽光を受光して、そのうちの電気エネルギーを太陽光発電に使い、熱エネルギーを太陽熱発電に利用すると言う優れものです。
これが一般に普及すると現在の太陽光発電市場は大きく変化するかもしれません。
ただし問題は熱でタービンを回転させるには蒸気を発生させる必要があるので、装置自体が大型化することです。