ビルなどの屋根を貸してもらい、そこに太陽光発電を設置して売電収入を得る事業を考えています。
可能だと思われますか?銀行や出資者にアピールできるでしょうか?
環境省の「太陽光発電メガソーラー事業のシステム構築に関する技術開発」という事業もあり、自治体も太陽光発電の「屋根貸し事業」を推進しています。
ですから、このケースはもちろん前向きに進めるべきでしょう。
ちなみに売電価格は低下傾向にありますから、始めるのは早期が望ましいと言えます。
この場合、太陽光発電での売電は産業用になりますから、平成27年度での売電単価は、4月1日からは6月30日までが1kWあたり29円、7月1日からは1kWあたり27円になります。
この期日は申請日ではなく認証日だと考えて行動する必要があります。
したがって申請から、審査を経て認証が出るまでの時間を見ておかないと、29円になるか27円になるかは分かりません。
いずれにしても27円の売電価格だと考えるのが順当でしょうが、始めるのはできるだけ早いほうが望ましいと思います。
また、27円で落ち着けば、向こう10年間は固定買取価格ですから、途中で減額されるようなことは無いと考えましょう。
また、銀行融資や出資者を募るにも、しかるべき採算ベースがとれる計画書を基にすれば話し合いや相談はスムーズに進むでしょう。
もしかするとその「屋根貸し事業」に融資をしてくれるところが見つかるかも知れません。