住宅内の電力使用量からすると直流入力電圧は200V~250Vかと思いますが、パワーコンディショナーとは、インバーターのようなものですか?
住宅用太陽光発電システムでは太陽光発電パネルに太陽の光をあてて、電力を作り出しますが、この電力は直流のため、そのままでは住宅内で使用することができません。
そのため、パワーコンディショナといったインバーターを使用して交流に変換して住宅内で使用できるようにしているのです。
パワーコンディショナは電力の変換を行うだけでなく、電力の安定や余剰電力を送電線におくる役割も持っています。
またパワーコンディショナは停電時には非常電源として使用できるように自立運動に切り替える機能が搭載されており、太陽光発電システムでの電力の管理を行っています。
このパワーコンディショナは太陽光発電システムの設置容量に合わせたものを使用する必要があり、ビルなどでは直流入力電圧は300V~400Vが選定され、住宅用の場合、住宅内の電力使用量などに関連して直流入力電圧は200V~250Vのものが多くなっています。
パワーコンディショナはパフォーマンスが低いと、せっかく作り出した電力を損失させることにもなります。
そのためパワーコンディショナを選択する場合は、住宅用太陽光発電システム設置容量や、住宅内での電力の使用状態などの実際の状況に合わせたものを使用することをおすすめします。