発電量は多ければ多い方が良いと思いますが、適切な容量もあるのでしょうか?
太陽光発電システムでは太陽光発電パネルに太陽の光を当てて発電を行いますが、作り出された電力は直流のため、そのままでは使用することができません。
住宅用太陽光発電システムでは、パワーコンディショナといったインバーターを使用して交流に変換し、住宅内で使用できるようにしています。
このコンバーターは電力の変換を行っているだけでなく、電力の安定や余剰電力の送り出しなど、電力の管理を行っています。
太陽光発電システムの電力は安定していないため、そのままで使用すると、家電製品などに悪影響を与えて故障の原因にもなります。
そのためパワーコンディショナによって電力を安定させる必要があるのです。
パワーコンディショナは3.5kW~5.5kWまで0.5kWごとに商品が用意されており、太陽光発電システムの設置容量よりも小さい容量を選んでしまうと、発電量が大きいときに電力を損失してしまいます。
そのためパワーコンディショナは太陽光発電システムの設置容量に併せて適切なものを選ぶ必要があります。
例えば太陽光発電システムの公称最大出力が4.2kWだった場合、パワーコンディショナは4.5kWのものを選びます。
パワーコンディショナの価格は容量と比例していますから、導入費用から大きすぎるものを選ぶ必要はありません。
なお、太陽光発電システムの発電量は天候などに左右され、発電量が少ない場合があります。
そのような場合は電力を電力会社から購入します。