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取扱説明書を読むと、午前と午後で同じ発電量になると書かれています。
午後の方が日差しが強く、多く発電されるような気がしますが、同じになる理由を教えてください。
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太陽光発電が発電する原理は、太陽電池が太陽光の中の電気を取り込むからです。
したがって理論上は100%の電気エネルギーを取り込めればいいのですが、現実ではその5分の1程度です。
また、太陽光が強い、つまり日差しが強い時のほうが太陽電池に吸収される太陽光エネルギーが多くなりますから、その点では日差しが強い午後2~3時頃が一番発電量が多くなると考えられます。
ただし太陽光には電気エネルギーと同時に熱エネルギーが含まれていて、太陽電池の種類によっては太陽光の熱エネルギーが強い、つまり温度が高くなると、逆に発電量が低下することがあります。
以上から言えるのは、一般的には午前、午後にかかわらず、気温が比較的低く、しかも日差しが強い時間帯には発電量が増え、その逆の場合は発電量が減るということです。
さらに大切なことは、陽が射している時間が長いことで、午後になると木陰が太陽光パネルにかかってしまうような場合は、発電量は低下してしまいます。
なお、このようなことから、午前と午後を比較すると、午後のほうが発電量が多いと考えられますが、かなりの高温になる真夏の午後などの場合は気温が上昇する分を差し引いて考える必要があります。


























