太陽光発電パネルにも経年劣化はありますか?
太陽光発電システムの要である太陽光パネルの経年劣化は一般的には平均で20年で20%と言われていますが、この説は正直なところ裏付けはありません。
もしかするとそこまで劣化が進まないことも考えられます。
なぜ確たるデータが無いのかと言いますと、太陽光発電が普及しはじめてからまだ20年程度しか経過していないので、実際の経年劣化が検証されていないからです。
しかし一般的に言われている20年で20%の劣化があったとしても、実際の発電量が20%落ちることですから、例えば5kWの太陽光発電システムの発電量が4kWになったとしても、十分実用に供することができます。
ちなみにこれは使用されている素材の劣化が原因ですから、自然現象として止むを得ないことで、ほかの家電製品などと比べれば太陽光発電は長寿命だと言えます。
新築の住宅でも30年もすればあちらこちらが痛みだして、リフォームあるいは建て替えが必要になることがあります。
それから見ると太陽光発電の劣化の程度は軽いほうではないでしょうか。
なお、劣化とは別の話で、太陽光発電システムのパワーコンディショナーは電気製品なので、10~15年で交換するのが出力の維持には必要という話もあります。