![]()
発電量と実際の出力は、どう違うのですか?
![]()
太陽光発電の発電量は、太陽電池モジュールの出力の大きさと枚数で決まります。
公称最大出力200Wのパネル(モジュール)を50枚設置すると、200W×50 枚=10kWとなります。
ただし、実際の太陽光発電システムの出力は日射量や素子温度の上昇、設置条件、パワーコンディショナーの伝送損失などにより、この通りの計算通りにはなりません。
太陽光発電協会では、晴天時の出力(瞬間値)太陽電池容量の約60%~80%を目安と考えるように示しています。
したがって、上記の場合だ、と実際の出力は10kW×0.6~0.8=6k~8kWとなります。
それではどうして公称最大出力が示されているかと言うことになりますが、これは理想的な数値だと考えましょう。
つまり、太陽光発電に理想的な環境条件がそろっていれば、多くの場合はこの発電が期待できます。
ただし、理想的な環境条件が持続しないのが天候ですから、実際には出力は割り引いて考えなければなりません。
そこで選出のように60%~80%の出力が目安になるのです。
なおこれを70%と考えれば、通常の発電量になりますから、10kWでは7kWの出力があれば、その太陽光発電システムは高性能だと言えるでしょう。


























