太陽光発電の見積もりをだしてもらったら、3.5kWで補助金を差し引いて208万円だと言われました。
これは妥当ですか?また備品などの維持費はかかるんでしょうか?
まず、価格が適正なのかを検証してみましょう。
3.5kWで208万円だと、1kWあたり約60万円。
高すぎます。
ここでは施工費については説明がありませんが、施工費込みでも高すぎます。
和上ホールディングスの相場だと1kWあたり施工費込みでも40万円程度でしょう(場合によっては30万円台)。
そうすると140万円以下になります。
しかもこれは補助金を含んでいません。
なお、パワーコンディショナ―の寿命については、10~15年と考えるのが妥当でしょう。
ここで少し付け加えたいのが、補助金についてです。
平成27年度は国からの補助金はありませんが、各自治体の多くがそれぞれ独自に予算を計上しています。
ところがどの自治体も財政的な余裕がないので、太陽光発電補助金に関しては、その予算額が縮小気味のようです。
そうなると、補助金の金額は適切でも、それを給付する対象者を限定せざるを得なくなります。
これが問題で、申請さえすれば必ず自治体からの補助金が受けられるとは言えないのです。
中には先着順で受け付けて、その額が予算に達すると申請受付を打ち切ることもありますし、申請の受付はある程度の幅を持たせても、申請者の数により、抽選で給付対象を決めるということもあります。
また、給付対象はその自治体内に居住する者という規定もあります。