3kWの太陽光発電システムを導入する場合の費用の試算は、だいたい分かるものなのですか?
太陽発電システムは、専門の業者に依頼をして設置工事を行いますが、この設置工事の費用は、住宅や屋根の状態、そして業者によって異なります。
例えば屋根がストレート屋根の場合、多くはアンカー工法という工法で設置工事が行われます。
アンカー工法は屋根に穴をあける工法で、パネルをしっかり固定できることから、雪が多く降る地域でもよく使われる工法です。
一方、屋根が瓦屋根だった場合、アンカー工法で設置される場合もありますが、屋根に穴を開けない支持瓦工法という工法でも工事が行われます。
そしてアンカー工法に比べて支持瓦工法の方が工事費が高くなるほか、住宅の状態によっては補強工事なども必要になり、この場合工事費がさらに大きくなります。
経産省 資源エネルギー庁による2012年4月~10月の住宅用太陽光発電システムの平均工事費は1kWで74,609円となっています。
この数字から計算をすると、3kWの太陽光発電システムを導入する場合、初期費用と工事費は74,609円×3kW=223,827円ということになります。
なお、経産省 資源エネルギー庁による平均工事費は標準工事費のデータであり、特殊工事費は含まれていません、そのため実際の状態によってはこの通りの工事費にはなりません。
太陽光発電システムの工事費は業者によって異なるため、複数の業者に見積もりを依頼し、比較・検討することをおすすめします。