太陽光発電の寿命が来てパネルが廃棄処分になったとき、環境への負荷はどうなるでしょうか?
太陽光発電システムは、太陽光パネルを使いますが、このパネルは太陽電池とアルミのフレーム、ガラスなどで出来ています。
もしパネルを廃材にした場合、アルミニウムとガラスはリサイクルが可能です。
太陽電池は、化合物系などもありますから、産業廃棄物扱いで適切に処理されますから、環境への負荷は極めて低いと考えられます。
ここで少し、具体的に考えてみましょう。
まず太陽光パネルの構成部分は太陽電池、強化ガラス、アルミニウム、などの不燃物が主体で、フェルトなども使われています。
太陽電池にはシリコンあるいは化合物が含まれていますから、これは産業廃棄物になりますが、そのほかのものはリサイクルあるいは可燃物です。
太陽光パネルと対になっているパワーコンディショナーは粗大ごみ扱いですし、パワーモニターその他も粗大ごみあるいはリサイクル材になります。
こうして見ますと、太陽光発電システムの廃材が放射能を出すわけではありませんから、環境への影響はありませんし、産廃や粗大ごみなどがCO2を排出するようなことはありませんから、太陽光発電システムの廃材が環境に与える影響は、極めて微々たるものだと言えます。
なお、最近ではCO2以上に環境に悪影響を及ぼすのは放射能だという認識がたかまっていますが、太陽光発電は放射能とはまったく無縁だというのも、これからも環境性能として注目されています。