うちの地域は美景観地区で、勝手に家を工事することはできません。
こんな地域でも太陽光発電は設置できるでしょうか?
美景観地区条例次第ということになります。
美景観地区で太陽光発電を設置する場合、事前に届け出が必要になり、規制次第で太陽光発電の取り付けが難しいこともあります。
ただし、最近では景観地区や風致地区に対応できるように、太陽光発電パネルの外観に工夫をしているメーカーもあります。
太陽光パネルが街並みと調和する色合いや、意匠、また屋根に合ったレイアウトなどで、美景観地区でも太陽光発電を設置できる製品を用意しているメーカーがあります。
このような傾向は日本だけのことではなく、ヨーロッパ諸国でもあるようで、例えばドイツの町で、自分の住宅でありながら、ベランダやバルコニーに勝手に手を加えることを禁じられているところがあります。
そのような町では太陽光発電もかなり厳しい制約を受けるでしょう。
しかし、これは例外中の例外と言えそうで、普通には先に述べたように景観地区に見合った太陽光パネルなどを使用すれば何ら問題はないと言えるでしょう。
ついでに言いますと、美観ではありませんが、太陽光パネルに当たる太陽光が反射して近隣住宅の北側に光が当たると言うトラブルが発生しています。
この種のトラブルは裁判沙汰になることもありますから、太陽光発電を導入する際には、このようなことも考慮する必要があります。