実際、設置する時には、どんな種類の機器を準備すれば良いのですか?
太陽光発電システムを導入する場合は、太陽光発電パネルの設置や配線工事が必要になりますがそれらは専門業者に依頼します。
専門業者に依頼するにあたっては、物件資料などいくつか用意しなくてはならないものがあります。
用意しなくてはならないものについて詳しくは業者に確認することになりますが、一般的に平面図、そして電気関係の配線図が必要になります。
太陽光発電システムは10kW未満を住宅用、10kW以上は産業用として扱われ、さらに産業用太陽光発電システムは50kW未満か、50kW以上かによって導入する際の手続き等が異なってきます。
産業用太陽光発電システムが10kW以上50kW未満の場合、設置工事は電気工事士(第一種又は第二種)による作業を行えばよく、消防署等への保安規程等の届出は必要ありません。
しかし50kW以上になると圧連系による大規模発電所として扱われ、設置工事については第一種又は認定電気工事従事者による作業が必要になります。
また経済産業省令で定める技術基準に準じた電気工作物を安全に維持する義務が発生し、キュービクル(変圧器)を設置したり、電力会社に高圧連系用の月額基本料金を払う必要があります。
また電気主任技術者を選任して届け出が必要であり、維持管理、管理委託、保守サービスを行わなくてはなりません。
産業用太陽光発電システムは設置容量によって、必要になる書類や届出などが異なります。