太陽光発電環境に良いという話ですが、具体的にはどの程度の省エネになるんですか?
省エネ効果の例として3.7kWhの太陽光発電システムを設置すると、石油に換算して年間で約864リットルの資源を節約することができます。
太陽光発電がエコだと言われるのは、この効果によるものです。
これでは数字を並べたので、具体的には分かりにくいかも知れません。
そこで太陽光発電の省エネ効果の端的な例をあげますと、これは実際の住宅での例であり、また、太陽光発電そのものというよりは太陽光パネルの副次的な省エネの効果ですが、それは冷房費の削減です。
太陽光パネルの裏面には金属でなくフェルト材のようなものが使われていますが、これが意外や意外、かなり大きな遮熱効果を持っているのです。
ですから、屋根の上に敷き詰められた太陽光パネルが夏の猛暑の太陽熱を遮断します。
断熱とは違い遮熱ですから、太陽熱を跳ね返すのです。
これは既に実証済であり、実際にかなりの冷房効果があることが分かっています。
一例では外気温が35℃なのに、室内は25℃ということもあります。
そうなるとエアコンの冷房は不要ですから、これは大きな省エネ効果と言えるでしょう。
さらに太陽光発電の電気を使う間は買電をしませんから、その分は大きな省エネ効果となります。