屋根の面積は、広い方と思うのですが、設置場所によって効率性も違うでしょうから、工事をするときに、一番いい位置を探してもらえますか?
太陽光発電システムは、太陽光発電パネルに太陽の光をあてて発電を行います。
住宅用太陽光発電システムでは、太陽光発電パネルを屋根の上に設置しますが、屋根にパネルをどのように設置するのかによって日の当たり方が大きく異なり、日当たりの状態は発電量を大きく左右します。
例えば屋根が東向きの場合、南向きに比べて日の当たり方は約85%になります。
南南東であれば南向きに比べて大きく損失することはないと思われますが、そのほかにも気温や設置容量など、太陽光発電システムの発電量を左右する要因は様々です。
金属に熱を加えると自由電子が増えて熱抵抗が発生するように、半導体で製造されている太陽光発電パネルはあまり熱に強く、気温が高くなる夏の晴れた日には、電力損失が大きくなります。
日照時間が一番長いはず夏よりも実際には春や秋の方が発電量が大きくなるのはそのような理由です。
太陽光発電システムのメーカーの中には地域や屋根の向き、設置容量などの条件を指定して発電量や売電収入、軽減できる電力使用量の見込みを算出することができるシミュレーションサイトを用意しているところがあります。
そのようなサイトを利用してどのくらいの発電量が見込めるのか確認をしてみてはいかがでしょうか? なお、太陽光発電システムの導入は専門の業者に依頼しますが、業者によって見積もり金額が異なる場合があるため、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。