パネル、パワーコンディショナー他、いろいろ機器がありますが、全体の耐用年数は、どれくらいですか?
太陽光発電システムは太陽光発電パネルやパワーコンディショナといった機器からなり、国内だけでも複数のメーカーが製造しています。
また各メーカーとも様々な型を製造しており、海外のメーカーもあって、メーカーごと、型ごとに性能や価格、サイズなどが異なります。
耐用年数についてもメーカー、型ごとに異なり、一様に何年とはいえません。
太陽光発電パネルは可動部分がないことから故障が少ないといわれており、メーカーでも長期の保証を行っているところがあり、15年や17年も持つともいわれています。
しかし、パワーコンディショナなどのそのほかの機器については、一般の家電製品と同様に故障のリスクがあります。
また、太陽光発電システムの設置状況などによって耐用年数は大きく変わってきます。
例えば海岸沿いの地域では塩害によりメーカーがいう耐用年数よりも早く故障してしまう場合があります。
そのため、太陽光発電のメーカーでは設置して1年後と4年後にメンテナンスを行うことを推奨しており、定期的にメンテナンスを行うことが、耐用年数を長くさせる秘訣のようです。
なお、国税庁の減価償却資産の耐用年数等に関する省令「23 輸送用機械器具製造業用設備」によると、太陽光発電システムの耐用年数は9年となっており、太陽光発電システムの耐用年数は10年前後が目安と考えられています。