経費を銀行かローン会社で工面して、産業用の太陽光発電設置はできますか?
太陽光発電システムは設置容量が10kW未満の場合は住宅用、10kW以上は産業用と区別され、産業用太陽光発電システムの場合、作り出した電力をすべて売電することができます。
そのため発電量を確保できれば大きな売電収入が得られる可能性があるのですが、太陽光発電システムは太陽の光を基にするため、天候などによって発電量は大きく左右されます。
また、産業用太陽光発電システムは導入に大きな費用がかかります。
産業用太陽光発電システムでは、多くの太陽光発電パネルを設置するため広い土地が必要になり、10kWのとき100㎡、50kWのとき、500㎡、100kWのとき1000㎡が土地と設置容量の目安になります。
これだけの土地があったとしても、土地が平坦でない場合などは土地の整備が必要になり、さらに導入費用がかかることになります。
産業用太陽光発電システムでは、1kWあたり20万円から30万円前半の設置費用がかかるといわれているため、実際の土地でどのくらいの費用がかかるのが計算してみましょう。
産業用太陽光発電では年間で設置費用の0.2%程度のメンテナンス費用がかかるといわれています。
また産業用太陽光発電システムの場合、固定資産税と売電収入による所得税のことも考えなくてはなりません。
それらを踏まえて産業用太陽光発電システムの導入費用を計算していてください。
現金でも支払が不可の場合はローンなどを検討することになると思われますが、そのときは売電収入を返済に充てられるかどうかが問題です。
太陽光発電システムのメーカーの中には発電量や売電収入の見込みを計算できるシミュレーションサイトを用意しているところがあります。
そのようなサイトを利用して計算してみて収支をイメージしてから検討されても遅くはありません。