遠隔監視システムで、何を監視したいかが問題です。

35kWの太陽光発電システムだと、パネル1枚の出力が200Wで計算すると、180～200枚でしょうから、200平方メートルほどのスペースだと考えられます。

そのミニソーラー全体を遠隔監視する場合、発電量が変動するのは、設備の不具合が原因になることがありますが、発電量の記録は電力会社から毎月送られてきますし、毎日の発電量が分かったとしても、その原因は天候によるかも知れません。

つまり、この程度の規模の太陽光発電システムであれば、遠隔監視をする意義はさほどないかも知れません。

どうしてもと言うのであれば、使用しているパワーコンディショナ―のメーカーに相談することをお勧めします。

それは遠隔監視で重要なのはパワコンだからです。

単に発電量を知りたいのであればパワーモニターの遠隔操作ですから、モニターのメーカーに相談するか、設置施工をした会社に定期的な保守点検を依頼すれば良いのではないでしょうか。

いずれにしても、遠隔監視システムをつける必要があるのは、よほど自宅から離れた場所に設置された太陽光発電システムだと思いますが、売電の送電線などを考えると、35kW程度であれば、このようなシステムは必要ないのではないかと考えられます。