停電した時、太陽光発電システムから電気を取り出すことはできますか?
昼間の停電時でも日射しがあれば発電しますが、停電と同時に自動的に電力系統への接続が切り離され、一旦運転を停止します。
その場合、運転を手動で自立運転に切り替えれば、パワーコンディショナー本体の専用コンセントでAC100V(最大1.5kW)を使うことが出来ます。
これを「自立運転機能」と言います。
なお、自立運転にはいくつかの注意点がありますから、マニュアルをきちんと読むとか、販売施工会社に詳しく説明をしてもらい、できれば予行練習をすると良いでしょう。
実際に停電があると、あわててしまいマニュアルをじっくり読むことができないかも知れません。
そして、自立運転が始まると1.5kWまでの電気を使うことができますから、炊飯器でご飯も炊けますし、テレビを観ることもできます。
ただし売電はできません。
また、夜の停電では太陽光発電が作動していませんから、当然自立運転を使っても電気は使えません。
また、注意点として、停電が復旧したらすぐに自立運転は解除しなければなりません。
これは意外と気が付きにくいので注意しましょう。
このように日中で太陽光発電が作動しているのであれば、停電時でも電気を使うことはできますが、くれぐれも気をつけるのは自立運転の範囲が1.5kWまでと言う点で、エアコンなどを使うのは無理だと認識しておく必要もあるでしょう。