発電による環境保護や経済性以外に、太陽光パネルを設置すること自体のメリットは意外と知られていないようですが、遮熱効果があることです。

断熱というよりは遮熱で、具体的には屋根の上に載っているパネルが、夏の暑い日差しを跳ね返すので、熱が屋根から天井、天井から室内へと移動するのを防ぎます。

その効果は屋根面積のどの程度の部分に太陽光パネルが設置されているかで異なりますが、夏のエアコン冷房が不要なほど室内の温度が高くならないという例もあります。

これは二次的なメリットですが、ダイレクトなメリットはやはり売電による収入だと言えます。

つまり、ある程度以上の規模の太陽光発電を導入すれば、電気代がチャラになったうえにうまくすると月額平均○万円という売電収入になります。

これが太陽光発電の最大のメリットと言え、誰でも太陽光発電を導入する以上、売電を無視するようなことはないでしょう。

このように考えると、太陽光パネルを設置するメリットは、環境保護に寄与する、売電による経済的な収入がある、さらに遮熱効果で涼しい夏が過ごせる、といったところでしょう。

そしてこれらの中での目玉が売電収入であることに異論はないでしょうし、涼しい夏は、すなわちエアコン用の電気代の節約にもなります。