家族は5人ですが、みんな働いていて日中はだれも家にいません。
そういった条件だと太陽光発電に最適だと聞きましたが、本当ですか?
このご質問によりますと5人家族で全員が昼間は外出されているとのことで、これは太陽光発電を導入して売電をするには良い条件と言えます。
それは太陽光発電の昼間の発電量の大部分を売電に回せるからです。
家庭向け太陽光発電での売電は太陽光発電システムでの電気を少しでも自家消費する必要があります。
裏返せば太陽光発電の電気を少しだけ自家消費すれば残りをすべて売電にまわせるのです。
例えば5kWhタイプの太陽光発電システムを導入すると、単純計算ではありますが、5kW×8時間=40kWで、そこから2kWの自家消費量(冷蔵庫などの電気)を差し引くと38kWが単価35円で売電できるので、1330円になります。
毎日が晴れているわけではないので1カ月で25日が晴天だとすると、3万3000円の売電収入になります。
一方で太陽光発電システムの価格は1 kWあたりが35万円前後ですから、5kWだと175万円で、これを10年のソーラーローンでは毎月約1万5000円です。
そうすると3万3000円の売電収入で1万5000円の返済ですから、差し引きすると毎月平均1万8000円の純売電収入になります。
これでは虫が良すぎると考えて80%としても売電収入は2万6000円ですから、差し引きすると1万2000円の実収入になります。