自動車のバッテリー充電のため、最適なチャージコントローラーはありますか?
太陽光発電システムでは、太陽光発電パネルやパネルで作り出した電力を住宅内で使用できるようにするインバーターであるパワーコンディショナのほかにチャージコントローラーが必須のアイテムです。
チャージコントローラーには3つの種類があり、充電するだけの充電コントローラーに充電、放電の制御を行う充放電コントローラー、そして独立系の照明システムのための充電ライトコントローラーがあります。
チャージコントローラーはどんなものでもよいというわけではなく、太陽光発電システムの発電量とパッテリー容量によって選ぶ必要があります。
誤った容量のものを選んでしまうと、発電能力が落ちてしまうといった現象も起こるため、正しいチャージコントローラーを選ぶことが大事です。
例えば、設置した太陽光発電システムで1時間に100Whの発電をするとき、1日の日照時間が5時間の場合、1日の発電量は100Wh×5時間=500Wとなります。
充電期間を1週間とした場合は、500W×7=3500Whになります。
12Vバッテリーを使用した場合、バッテリー容量は3500W÷12V=291.7Ah(バッテリー容量)となります。
そのためパッテリー容量は各種損失係数を計算して、87.5Ah未満のものが適当ということになります。
チャージコントロールの性能表記はアンペアとなっているため、チャージコントロールの性能表示が20Vシステム用の「10A」となっている場合は200Wの太陽光発電パネルに耐えられることになります。