蓄電できれば、使用時間帯をかえて、売電を有効に利用できると聞きましたが、蓄電池の設置のメリットは大きいですか?
太陽光発電システム自体には、作り出した電力を貯めておける機能はありません。
電力を貯めておくには蓄電池を別途導入することになります。
太陽光発電システムは太陽光発電パネルに太陽の光をあてて発電を行います。
設置容量が10kW未満の住宅用太陽光発電システムの場合は、発電した電力を住宅の中で使い、余った電力を電力会社に売って収入を得ることができます。
しかし、太陽光発電システムは太陽の光によって発電をするため、発電量は天候などに大きく左右されます。
住宅内で使用する電力をすべて太陽光発電システムで賄えればよいのですが、雨の日など発電量を確保できないときは住宅内の電力を賄うことができません。
この場合は電力会社から電力を購入することになります。
このとき蓄電池を導入していれば、電力料金の安い深夜に蓄電をしておいて、電力が不足したときに利用することができ、毎月の電力料金を軽減することができます。
太陽光発電システムと蓄電池があれば、太陽光発電システムで作った電力を蓄電池に貯めることは技術的に可能ですが、太陽光発電システムで作った電力のコストと深夜の電力料金を比べた場合、深夜の電力料金の方が安くなります。
そのため、電力料金は安い深夜に蓄電池の充電を行うのが一般的です。