太陽光発電は3kWあれば十分と言われたんですが、これで自宅の電力をまかなえるんでしょうか?売電にも回せますか?
説明しますと、基本的に1kWでは1日に8kWh程度の発電をしますから、できれば3kWではなく、5kWは欲しいところです。
そうすれば1日に40kWhになり、そのうちで自家消費が10kWhとしても、30kWhは売電することができます。
これなら電気代は0円になり、おまけにかなりの売電収入が期待できるでしょう。
これを少し詳しく説明しますと、太陽光発電で1kWという場合、1kWhと言う表現を使います。
つまり、1kW/時です。
これは1時間の間に1kWの電気を発電するということです。
ですから、1日に8時間発電を続けた場合、合計で8kWになる計算です。
ですから5kWということは、この8倍の40kWの発電量になります。
次に自家消費について説明しますと、住宅用の太陽光発電はその電気は住宅内の電気として使用することと規定されていますから、発電した電気のすべてを売電することは認められていません。
そこで自家消費とは何かですが、これは、照明、あらゆる家電製品に使う電気のことです。
つまり、住宅用の10kWh未満の太陽光発電の電気は、まずは自家消費用に使われるような仕組みになっていて、例えばその総量が8~10kWの場合、発電総量が40kWだと30kWほどが余ることになります。
この電気を余剰電力と言いますが、これが自動的に売電に回される仕組みになっているのです。