太陽光発電システムは10kW以上のものは産業用太陽光発電システムとして扱われ、作り出した電力をすべて売電することができます。

産業用太陽光発電システムは、設置容量によって、高圧連系か低圧連系に分かれます。

設置容量が10kW以上50kW未満の場合は低圧連系による小規模発電所として扱われ、設置工事は電気工事士（第一種又は第二種）による作業となり、消防署等への保安規程等の届出は必要ありません。

一方、設置容量が50kW以上の場合は、高圧連系による大規模発電所として扱われ、経済産業省令で定める技術基準に準じた電気工作物を安全に維持する義務が課せられ、キュービクル（変圧器）を設置したり、電力会社に高圧連系用の月額基本料金を払わなくてはなりません。

また電気主任技術者を選任が必要で、維持管理、管理委託、保守サービスも行わなくてはならなくなります。

太陽光発電パネルは熱にあまり強くなく、夏のよく晴れた日などは電力が損失します。

そのため発電量と共に気温測定が必要となり温度計を設置します。

産業用太陽光発電システムではパネルの向きなどによって発電量が異なってくるため、太陽の光がよく当たるように調整する必要があります。

その調整に使われるのが日射計です。