パワーコンディショナ―の役割は、太陽光パネルが発電した直流の電気を家庭などで使う交流に変える役割があります(これがインバータの役割です)。

また、交流になった電気を家庭で必要とする部分に分けて送る必要があり、余った電気を売電に回す必要があるので、そのための分電盤が内蔵されています。

先に（インバータ）という言葉がでてきましたが、インバータについての説明を付け加えましょう。

英語でインバート(invert）を英和辞典で調べますと、「逆にする」という意味があります。

正確には○を×にするというほうが分かり易いでしょう。

つまりあるものをそうではないものにする、ということで、インバータ(inverter）は擬人語で、逆にする人＝逆にする装置になります。

そのメカニズムは電子的なものですから、詳しい説明は省かせていただきますが、電子制御の回路を使用することで、直流を交流に変換する役目を持つのがインバータです。

ちなみに電気が発見され、実用化に至る段階の当初は、直流しかありませんでした。

直流は乾電池を例にすれば分かり易いと思いますが、電気としての機能・原点は直流なのです。

それでは実用にはあまりにもコストがかかり過ぎるということで、交流が開発・実用化されました。

なお付け加えますと交流は英語ではAlternate Current（AC)で、直流はDirect Current（DC)と言います。