蓄電池つきの太陽光発電システムはないんですか?それで昼間蓄電して、夜に使えば電力会社は要らないのでは?
太陽光発電での電気を蓄電池に蓄電すること自体はお勧めで、そうすれば夜間の停電時などに蓄電池の電気を使うことができます。
ただし、お話のような蓄電池となりますと大規模になり、価格的に無理があります。
ただし、太陽光発電の電気を大規模蓄電池に蓄電するという構想はありますが、これは電力会社レベルの大規模な構想です。
このような構想はとても一民間会社では対処できるような規模ではありません。
考えてみますと、一つの家庭で通常の感覚で電気を使うと、1時間に1kW平均になる場合が往々にしてあります。
例えば6畳一間のアパートで、1日に最低でも5kWほどは使うようです。
そうなると、諸説は有りますが、平均家庭では1日に8kW以上の電気を消費しますから、仮に1000戸だと8000kWになります。
これを5kWタイプの太陽光発電システムが1日に8時間稼働したとする40kWでみると200台になります。
つまり1000戸が5kWの太陽光発電システムを設置している分だけの蓄電設備が必要になります。
そうなると、とても生半可な規模の蓄電施設では到底対処できる電力ではないのです。
ですから国の構想である国家プロジェクトにでもならない限り、到底無理な話だとお分かり頂けると思います。