電磁波の計測は、直流の電力の太陽光発電システムでも可能ですか?
太陽光発電システムでは、太陽光発電パネルに太陽の光を当てて発電しています。
作り出した電力は直流のため、100Vの交流の電力を使用している住宅では、そのまま利用することができません。
パワーコンディショナで直流→交流に変換して住宅内で使用できるようにしています。
太陽光発電システムから発生する電磁波は、太陽光発電パネルからパワーコンディショナに入力するまでの直流電流による直流磁界と、パワーコンディショナで交流電流に変換したときの交流電流による交流磁界があります。
そのため太陽光発電システムで発生する電磁波を計測する場合は、これらの電磁波を計測することになります。
電磁波の計測には磁界測定器を使用します。
磁界測定器はメーカー、型によって機能が様々で、測定の対象となる機器にあったものを使用しないと、正確に電磁波を測定することができないため太陽光発電システムに適当な磁界測定器とその利用方法については、磁界測定器のマニュアル等で確認しましょう。
総務省のホームページで電磁波による人体への影響が公開されており、それによると電磁波による人体への影響は神経などに影響を及ぼす刺激作用と、人体の体温を上昇させる効果がある熱作用です。
電磁波はあまり遠くに飛ばないためある一定の距離をおけば問題ないと思われますが、パワーコンディショナが発する電磁波が心配な場合は屋外設置型のパワーコンディショナの使用を検討してみてはいかがでしょうか。