訪問販売で、すべてこみこみで2.79kW146万円と言われました。
(かなり割引した後の額です)15年ローンにすれば実質のローン支払いはないそうです。
この金額は適正ですか?
このご質問での2.79kWで、すべてコミコミで146万円程度を単純に計算しますと、この太陽光発電システムは1kWh当りの単価が約52万円になります。
問題はこの金額で、最近の市場相場は1kWh当たりが35万~40万円です。
それから見ると52万円は高いと言えるでしょう。
また金利が2.7%の15年ローンというのも気になります。
家庭用の太陽光発電での売電期間は10年間で、少なくとも10年以内に売電収入で購入費の元を取る計算にしなければなりませんから、10年のソーラーローンにするべきです。
そうなると毎月の返済額が見かけ上では15年ローンより高くなりますが、そうしないと売電期間が過ぎてからもローンを払い続けることになってしまいます。
次に問題なのは2.79kWhという出力で、これは正直なところまともに売電ができるかできないかのギリギリの線上にあります。
売電収入で10年ローンを払い終えるボーダーラインは3kWhと考えられます。
0.21kWhの差ですが、これでは恐らく満足が行く売電は難しいでしょう。
ただし家庭内での電気の使い方次第では電気代を0円にすることはできそうです。
またパワーコンディショナーを交換する必要は必ずということではなく、長持ちする例もたたあります。
以上のようなことですから、今一度考えて見る必要があるでしょうし、ほかの数社の業者から見積をとることをおすすめします。