発電量の違いがそのまま、価格の違いになるのですか?
太陽光発電システムの価格は基本的には1kWh当たりの単価で決められますが、太陽光パネルに組み込まれている太陽電池の原価が安いと、全体の価格も安くなります。
太陽電池には、単結晶、多結晶、化合物などがあり、これは設置費用が安い順に並べています。
そうすると、同じ1kWhの発電量でも単結晶シリコンの太陽光発電のほうが化合物系のものよりも価格が高くなります。
この場合、例えば5kWhの太陽光発電システムだとすると、それに要するパネルの枚数は単結晶のほうが化合物よりも少なくて済みますが、これは価格に影響することはありません。
それは単価がパネルの枚数ではなく、発電量の大きさだからです。
こう考えると発電量の違いが価格の違いということになります。
すなわち発電量が3kWと5kWとでは、当然5kWのほうが価格が高くなります。
つまり、単純に発電量と価格は正比例するのです。
ですから、太陽光発電の導入を検討する場合に何社からか相見積もりをとった時に、価格がまちまちのことがありますが、その際に注目するポイントは発電量です。
例えば価格に大きな開きがある場合、そこには必ず発電量の違いがあると考えましょう。
また、同じ発電量で価格に開きがある時には、施工費やアフターケアなどの点がどうなのかを見極める必要があります。