産業用太陽光発電の収益性に期待して導入を考えていますが、どのくらいの土地が必要でしょうか?
産業用太陽光発電システムは発電した電力をすべて電力会社に売ることができるところが大きなメリットです。
しかし太陽光発電は太陽の光によって発電するため、発電量は天候などによって左右されます。
また産業用太陽光発電では機材の導入のほか、土地の状態によって整備が必要になるため大きな導入費がかかります。
例えば太陽光発電パネルを設置するには平坦な土地の方が発電量を確保しやすくなります。
そのため、土地が平坦でない場合は、土地を整備が必要になり、その分導入費は多くなります。
産業用太陽光発電システムでは、広い土地が必要になりますが、土地と設置容量の目安は10kWのとき100㎡、50kWのとき、500㎡、100kWのとき1000㎡となります。
2000坪の土地の場合は600kW程度の設置が可能である計算になりますが、実際に設置可能かどうかは土地の状態によって異なります。
産業用太陽光発電システムでは、1kWあたり20万円から30万円前半の設置費用がかかるといわれているため、600kWの太陽光発電システムを導入する場合は1億2000万円~1億8000万円の導入費が必要ということになります。
また産業用太陽光発電では年間で設置費用の0.2%程度のメンテナンス費用がかかるといわれています。
これらのことを踏まえて導入を検討する場合、現金でも支払が不可の場合はローンなどを検討することになると思われます。