台風などの災害時、停電になるとパワコンが止まって発電もとまると聞いたんですが、本当ですか?
電力会社の電気が停電すると、太陽光発電からの電力は屋内配線への供給を停止します。
ただしサービスコンセントがあって、日中に太陽光発電装置が発電していれば、電力を取り出す事ができます。
東日本大震災で4日間停電した際に、自宅の太陽光発電のパワーコンディショナーのサービスコンセントからの電力を、太陽光発電が発電している日中の時間帯に使用したという事例もあります。
このパワーコンディショナーから電力を使用することを自立運転と言います。
パワーコンディショナーのタイプによっては自立運転用のサービスコンセントがついていないものもありますから、ご注意ください。
また、できれば太陽光発電を設置する際に、施工の一環として、使いやすい場所にパワーコンディショナ―からのサービスコンセントを取り付けることをオススメします。
そうすればどこにあるかがすぐにわかります。
なお、自立運転の際にはいろいろと注意すべき点がありますから、事前にマニュアルを読むか、販売施工会社からきちんと説明を受けるようにしましょう。
停電になってからあわててマニュアルを読んでも、すぐには手順が呑み込めないかも知れないからです。
何事も、備えが大切です。