隣にある息子の家に太陽光発電システムを設置し、うちに引き込んで契約しようとしたら、電力会社から「隣家の屋根を借りて売電することはできない」と言われました。
どうすればいいでしょうか?
これはおかしな話です。
もしそうだとすると全国展開している「屋根貸し事業」はどうなるのでしょうか。
隣家の屋根の上に太陽光パネルを載せ、配線をご自分の自宅に引き込めば、何ら問題は無いはずです。
つまり屋根を借りるだけのことです。
これは電力会社の勘違いか、説明の仕方が不十分だからのどちらかです。
隣家の住宅でなく、隣家の屋根を借りて、そこに太陽光パネルを設置して、その引き込み線をご自宅の住宅内のパワーコンディショナーに接続し、さらに売電メーターを取り付けることは、まったく違法ではなく、ごく当たり前のことです。
各自治体が積極的にマッチングを推進している「屋根貸し事業」はまさにこのことと言えます。
異なる点があるとすれば、それは隣の家の屋根で発電した電気をどの住宅用にも使わない時だけです。
ご質問の場合は、隣家で発電した電気をご自分の住宅で消費するのですから、言わば隣家の住宅の屋根は、平地と同じことです。
自宅の庭である平地に太陽光パネルを設置して発電をするのと同じことですから、まさに電力会社がそれを認めないというのは、間違った考え方であり、制度を無視した発言と言えるでしょう。
このことは、第三者の専門家を介して電力会社の釈明理由を聞く必要があると考えられます。