収録内容
太陽光発電の廃棄費用については、これまで努力義務とされていたものの2022年中に義務化へ変更されることが決まりました。しかし、分かりやすくまとめられている情報が少ないことやメディアで注目されていないため、何がどのように変更され、どのような準備をしておくべきか全く分からない太陽光発電投資家も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、太陽光発電の廃棄費用積立義務化の経緯や仕組み、対象の設備や積立期間などについて詳しくご紹介します。太陽光発電の廃棄費用積立について知らない方や太陽光発電の廃棄費用積立を確認した上で売却検討したい方などは、参考にしてみてください。
目次
- 1. 太陽光発電の廃棄費用積立義務化の経緯について
- 1.1. これまでの制度は努力義務にとどまっている
- 1.2. 2022年7月1日に義務化スタート
- 2. 太陽光発電の廃棄費用積立義務化はどのような内容?
- 2.1. 廃棄費用積立の対象設備は全ての産業用太陽光発電
- 2.2. 積立は売電開始から10年後にスタート
- 2.3. 積立金額は複数の要素から計算される
- 2.4. 積立方法は源泉徴収
- 2.5. 積立金額は太陽光発電廃棄の際に取り戻せる
- 3. 一部太陽光発電は内部積立が可能
- 4. 廃棄費用の積立金を取り戻せるケース
- 4.1. 固定買取期間中
- 4.2. 固定買取期間終了後
- 5. 廃棄費用負担に備えるためにはパワーコンディショナの交換も重要
- 6. 廃棄費用を安くするには?
- 7. 出力10kW以上の太陽光発電を始める時は廃棄費用積立制度を要確認!