お役立ちコラム

エコキュートは湯切れの待ち時間が長い!頻繁に湯切れを起こすなら大容量の機種に買い替えがおすすめ

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こんにちは、『エコキュートとオール電化専門店 とくとくショップ』です。今回は、貯湯式を採用しているエコキュートについて、ガス給湯器などと比較した際の大きな弱点とみなされている「使用中にお湯切れを起こしてしまう…」という現象について解説します。

もともとガス給湯器を使用している方がエコキュートへの入れ替えを検討した際には、省エネ効果が高いと聞くけれど「お湯切れの可能性がある」など、利便性が低いのではないか…と不安に感じてしまうケースがあるようです。エコキュートは、家庭の給湯を一手に担う設備になるため、お風呂でシャワーを浴びている際に突然お湯切れを起こし、水しか出なくなる…なんて状況になれば、とても困ってしまいます。また、エコキュートのお湯切れについては、一度タンク内のお湯がカラになると、再度お湯が使えるようになるまで長時間待たなければならない…なんて話を耳にする機会も多く、本当に給湯器をエコキュートに入れ替えしても良いのかなと心配になってしまいます。

そこでこの記事では、エコキュートを設置しているご家庭で、万一タンク内のお湯が切れてしまった時、湯切れの待ち時間はどの程度発生するのかをご紹介します。また、エコキュートを利用する場合に、お湯切れを起こさずに利用するための方法についてもご紹介します。

エコキュートでお湯切れが起きる原因

それではまず、エコキュートでお湯切れが起きてしまう原因について簡単に解説します。エコキュートの「お湯切れ」とは、皆さんがイメージしている通り、貯湯タンク内に貯めていたお湯がなくなり、キッチンやお風呂などでお湯が出なくなる現象のことを指しています。

それでは、このエコキュートのお湯切れは、なぜ起こってしまうのでしょうか?お湯切れが起きる原因を理解するためには、エコキュートの給湯の仕組みを理解することが大切です。

エコキュートの給湯の仕組み

ヒートポンプ方式の仕組み

引用:ダイキン公式サイトより

エコキュートは、上図のような仕組みでお湯作り、タンクから供給する仕組みになっています。エコキュートは、常に高温のお湯がタンク内に満たされていると考えている方が多いのですが、そうではありません。エコキュートがお湯を作る流れを分かりやすく解説すると以下のようになります。

  1. 貯湯タンク下部から水道管の水(低温)が流れ込む
  2. タンク下部の水がヒートポンプユニットに送られる
  3. ヒートポンプユニットで高温(90℃程度)になるまで温められる
  4. 温められた熱湯がタンク上部に注ぎ込まれる
  5. タンク上部の熱湯が温度調節弁に送られる
  6. 温度調節弁で水道水と混ぜ、設定温度に調整されたお湯が供給される

エコキュートは、上記の流れでお湯を作り、家庭内に供給する仕組みになっています。つまり、エコキュートの貯湯タンクの中は、上部に熱湯が、下部に低温の水が蓄えられるという仕組みになっているのです。

そして、家庭内でお湯を使用する際には、熱湯と水道水を混ぜて適温にして供給します。この時、使用された熱湯の分だけ、低温の水がタンク内に充填されていき、お湯切れの際には、タンク内は低温の水で満たされた状態になるわけです。

ガス給湯器など、瞬間式の給湯器の場合、お湯が必要な時、その場でお湯を沸かして供給する仕組みになっています。そのため、給湯器が故障しない限りは、基本的に「お湯が出ない…」なんて状況に陥る心配がないのです。しかしエコキュートの場合、タンク下部の水をヒートポンプに送り、90℃近い熱湯にしてからタンクに再度注ぎ込むという工程を踏まなければいけません。そのため、瞬間式のガス給湯器などと違って、お湯を沸かすために時間がかかるため、タンク内の熱湯を使い切ってしまうと、次にお湯が使えるようになるまで一定時間待たなければならないわけです。

これが、エコキュートで「お湯切れ」が発生する原因です。

エコキュートで湯切れが発生した時の待ち時間は?

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エコキュートの仕組みが理解できれば、なぜガス給湯器と違ってお湯切れという現象が起きてしまうのかが理解していただけたと思います。エコキュートは、料金単価が安く抑えられている深夜帯の電力で、一日に使用するお湯をまとめて沸かします。そのため、日中に使用できる湯量にどうしても限界が生じてしまうのです。もちろん、エコキュートでもお湯切れを気にせずに使用する方法はあるのですが、その場合は、エコキュートが持つ電気代削減効果が生かせなくなるという本末転倒な利用方法になってしまいます。

それでは、家庭の給湯器としてエコキュートを設置しているご家庭で、万一お湯切れが発生した際、次にお湯が使えるようになるまでの待ち時間はどの程度なのでしょうか?実は、エコキュートの湯切れの待ち時間は、皆さんが考えているよりもかなり長いので注意が必要です。

エコキュートの湯切れの待ち時間は、30分~4時間

先ほど解説したように、エコキュートがお湯切れ状態になれば、タンク内は低温の水道水で満たされている状態ということです。そのため、再度お湯を利用するためには、ヒートポンプユニットで水を温めて熱湯にしなければならないのです。

この際、1人分のシャワーのためのお湯を貯める程度であっても、待ち時間は30分ぐらいになるとされています。エコキュートがお湯を作るための時間に関しては、製品の機能によって微妙に変わるものの、基本的に50Lのお湯を沸かすのに1時間程度かかるとされています。つまり、家族がお風呂に入るため、湯船にお湯を貯めたいという場合、200L程度のお湯が必要になるので、単純計算で4時間もの待ち時間になってしまうのです。

当然、お湯を使いたいのに30分~4時間も待たなければならない…となれば、エコキュートという機器を不便に感じてしまうことでしょう。したがって、家庭で使用する給湯器としてエコキュートを選ぶ際には、「なぜお湯切れするのか?」「お湯切れさせないためにはどうすれば良いのか?」という点に普段から注意すべきです。

ちなみに、お湯切れの待ち時間が4時間と聞くと、とんでもなく長い…と感じる方が多いと思います。しかし、貯湯式の給湯器における湯切れの待ち時間に関してはこれでもかなり改善されているのです。一昔前の電気温水器などは、一度お湯切れを起こすと、お風呂に入れるまでの湯を貯めるのに8時間前後はかかっていたとされます。

どちらにせよ、給湯器のお湯切れはとても困ってしまう状況に陥るので、エコキュートのお湯切れ対策についての知識はしっかりと押さえておきましょう。

エコキュートのお湯切れ原因について

ここまでの解説で、エコキュートでお湯切れが発生すると、非常に困った状況になるということが分かっていただけたと思います。エコキュートは、家庭の給湯を一手に担う設備なので、何らかの理由でお湯切れが発生すると、数時間単位でお湯が使えなくなる可能性があるのです。

ただ、ここで気になるのは「なぜお湯切れなんかが起こるの?」という問題ではないでしょうか?エコキュートは、購入する時点で貯湯式の給湯器であることを理解したうえで設置しているはずです。つまり、エコキュートを利用している方は、使い方を間違うとお湯切れで困ってしまうということを認識しているはずなのです。

そこでここでは、エコキュートの主なお湯切れ原因について紹介するので、以下のような行動に注意するようにしましょう。

原因① タンクのサイズが合っていない

一つ目の理由は、購入する機種を間違っていたというパターンです。エコキュートは、メーカーや機能の違いだけでなく、貯湯タンクのサイズについても複数の選択肢が用意されています。一般的に、370L、460L、550~560Lの3種類が用意されていて、家族構成や普段の使用湯量などから自分たちに最適な大きさのタンクを選ぶことになります。

ただ、エコキュートのタンクサイズについては、大きくなればなるほど本体価格が高くなっていくため、イニシャルコストを抑えようと考えると、小さなタンクサイズの物を選びたくなってしまうのです。

なお、エコキュートの機種選びの際には、家族構成などをもとに適切なタンクサイズを販売会社が提案してくれるはずです。そのため、それにしたがって購入する機種を選べば、運用中に頻繁にお湯切れで困る…なんて事態にはなりにくいです。ただ、エコキュート導入後に何らかの理由で使用湯量が増えてしまうことがあるので注意が必要です。例えば、お子様が生まれた、親と同居することになった、子供が大きくなって朝にシャワーを浴びるようになったなどといった理由で、後からタンクサイズが合わなくなるなんてこともあります。

お湯の使い過ぎ

二つ目の理由は、何らかの理由で普段よりも多くのお湯を利用してしまったというパターンです。例えば、親戚が泊りに来てお風呂を利用する人が増えたなどです。

最近のエコキュートは、AIによる学習機能が搭載されているモデルが増えていて、普段の使用湯量から自動で沸かす湯量を調節してくれる機種があるのです。この機能は、普段の生活の中なら、余計なお湯を沸かさずに済むため、無駄な電気代を使わなくて済むようになります。しかしその一方で、来客などにより、普段よりもかなり多くのお湯を使ってしまったという場合には、タンク内のお湯を使いすぎてしまい、お湯切れを起こしてしまうのです。

貯湯式であるエコキュートは、自動沸き増しなどの機能を使わない場合、使用可能湯量にどうしても限界が生じることを忘れないようにしましょう。

エコキュートの便利機能が原因

エコキュートには、さまざまな便利機能が搭載されています。例えば、お湯切れを絶対にさせたくないという方のために「湯切れ防止」機能も搭載されていて、タンク内の湯量が一定以下になった時には、自動で沸き増ししてお湯切れを防いでくれるのです。しかし、この場合、電気料金単価が割高な時間帯に沸き上げを行うことになるため、電気代節約という視点で考えると、好ましくないのです。

エコキュートの電気代削減効果は、電気料金単価が格安に設定される深夜帯にお湯を沸かすことで得られています。そのため、多くの機種には給湯にかかる電気代の削減を実現するため「深夜のみ沸き上げ」という機能も搭載されているのです。

この機能をONにしていると、日中にタンク内の湯量が少なくなったとしても、自動で沸き増しするという機能が働かなくなります。つまり、日中に普段よりも多くのお湯を使ってしまうと夕方ごろにお湯切れを起こしてしまう可能性があるのです。

エコキュートは、さまざまな便利機能が搭載されているものの、正しく使わなければ逆に給湯コストが高くなったり、機器を不便に感じたりする原因になります。特に、ガス給湯器からエコキュートに入れ替えたばかりという方の場合、それぞれの機能の特徴を理解できていないことで、お湯切れなどの問題が発生しやすいです。初めてエコキュートを利用する時には、取扱説明書をしっかりと読む、もしくは販売業者に使い方のレクチャーをしっかりしてもらうようにしましょう。

エコキュートの故障による水漏れ

エコキュートがお湯切れした際、設定の見直しや使用湯量の確認をしてみても、何らおかしな点はないという場合、エコキュートの水漏れの可能性が考えられます。つまり、エコキュートのお湯切れは、機器の故障が原因となる場合もあるのです。

どのような設備でも、使用していれば徐々に劣化が進行してしまいます。エコキュートについては、10~15年程度が耐用年数とされていて、10年前後使用した機器の場合、タンクや配管の劣化から水漏れが発生してもおかしくないのです。

この場合、リモコン部に英数字のエラーコードが表示されているはずなので、水漏れを示すエラーの場合は、メーカーもしくは販売店に相談しましょう。

エコキュートのお湯切れ防止対策とは

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それではここからは、エコキュートを利用する場合に、お湯切れを防止するための対策について解説します。

先程ご紹介したように、貯湯式のエコキュートは、タンク内のお湯を使い切ってしまうと、数時間単位と非常に長い待ち時間が発生してしまいます。

ただ、エコキュートの機能や仕組みについて、正しく理解しておけば、お湯切れによる待ち時間で困らなくて済むようにできるので、以下のポイントをおさえておきましょう。

普段よりも多くのお湯を利用するなら沸き増ししておく

エコキュートは、AIによる学習機能で、普段の使用湯量に見合った量のお湯を沸き上げる機種が多くなっています。このタイプの機種は、来客で普段以上のお湯を使うといったイレギュラーには非常に弱いので注意しましょう。

例えば、夏休みや冬休みなど、長期休暇で親族が泊りに来る予定があるなど、普段よりも多くのお湯を使うという場合、沸き増し機能を利用して、いつもよりもタンクに貯めるお湯の量を増やしておくと良いです。

ただ、沸き増しに関しても長い時間がかかりますし、日中に沸き増しすれば電気代がかかるので、可能であればお湯を多く使う日の前日の夜に湯量を増やす設定にするのがおすすめです。これであれば、深夜電力を使って大量のお湯を貯めることができるので、電気料金に悩まなくてすみます。

「湯切れ防止」機能をONにしておく

エコキュートの機種によっては、自動沸き増し機能が搭載されているものがあり、この機能をONにしておくだけで、タンク内の湯量が一定以下になった時、自動で沸き増ししてくれるようになるのです。つまり、お湯切れを起こさないように自動で運転してくれるようになるわけです。ちなみに、この機能と対をなす機能が「深夜のみ沸き上げ」機能です。この機能は、電気料金単価が安くなる深夜帯のみ沸き上げを行うようにするための機能で、これをONにしておけば日中の沸き増しを行わないため電気代の節約につながるのです。そのため、お湯切れを防止する目的で湯切れ防止機能を利用するなら、「深夜のみ沸き上げ」はOFFにしましょう。

非常に便利な機能ですが、沸き増しは電気料金単価が高い日中に行われるということを忘れないようにしましょう。エコキュートは、割安な深夜電力でお湯を沸かすという仕組みから給湯コストを抑えられる給湯器です。それなのに、頻繁に沸き増し機能が働かなければお湯切れしてしまう…という状況なら、現在の生活スタイルとエコキュートのタンク容量が見合っていないことを意味します。したがって、家族構成の変化や生活スタイルの変化により、湯切れ防止機能を使わなければならなくなった…という場合、大きなタンク容量を持つエコキュートに買い替えしたほうが良いかもしれません。

AI機能(おまかせ機能)をOFFにする

エコキュート自体が、普段の使用湯量を学習し沸かすお湯の量を決定する機能は「おまかせ機能」などと呼ばれます。この機能は、余計なお湯を沸かさないようにできるので、基本的には電気代の削減に効果的とされています。

しかし、来客で使用湯量が増えた、雨に降られたのでシャワーの回数が増えたなど、普段と異なるイレギュラーには非常に弱く、お湯切れを起こしやすい機能という側面もあるのです。来客などがなくても、季節の変わり目で急に寒くなったなんて場合、タンク内の湯温が下がりお湯切れを起こす可能性などもあるのです。

こういったことから、絶対にお湯切れを起こしたくない…と考える方は、このおまかせ機能をOFFにして自分で十分な湯量を貯めるようにすると良いでしょう。とはいえ、おまかせ機能は、省エネの面では非常に貢献度が高い機能であるのは事実なので、「しばらくは急な湯量の変化はない」と分かっているなら、設定をONにするのがおすすめです。

追い炊き機能を使わない

エコキュートの追い炊き機能は、湯船に高温のお湯を継ぎ足す機能ではありません。追い炊きは、湯船のお湯を回収し、タンク内のお湯の熱を利用して温め直す機能となっています。つまり、追い炊き機能を利用すると、貯湯タンク内の熱が奪われ、全体的にぬるくなってしまうのです。エコキュートは、タンク内の高温のお湯と水道水を混ぜ、適温状態にして供給する仕組みになっているため、タンク内の湯温が下がれば、使用可能湯量が減ってしまいます。つまり、追い炊き機能はお湯切れの原因になる場合もあるのです。

浴槽のお湯の温度をあげたい場合は、追い炊きではなく、高温足し湯機能を使用しましょう。この機能は、名称通り、タンク内の熱湯を供給しお風呂の温度を上げる機能なので、タンクの湯量は直接的に減ってしまいます。しかし、お湯全体の温度が下がるわけではないので、こちらの方が効率的とされています。

お湯の使い方を見直す

エコキュートのお湯切れ防止対策で、意外な盲点となっているのが「お湯の使い方の見直し」です。普段の生活の中で、ちょっとしたことに注意するだけで、お湯切れを防止することができます。

例えば、お風呂に入る際、シャワーを出しっぱなしにしながら体や頭を洗うという方は多いのではないでしょうか?ガス給湯器であれば、ガス代がかかる以外は問題ない行為ですが、エコキュートでこれをするとタンク内の湯量がどんどん減ってしまい、お湯切れする可能性があるのです。また、浴槽に貯めるお湯の量を減らす、キッチンや洗面ではなるべくお湯を使わないようにするといった行動でも、お湯切れの防止になります。

普段のお湯の使い方をもう一度見つめなおし、無駄にしている部分がないか考えてみるのもお湯切れ防止になります。

水漏れなど、本体の故障なら修理もしくは買い替えする

長年使用しているエコキュートで、突然お湯切れが発生するようになった…という場合は、本体の故障が考えられます。この場合、上で紹介したような「使用する機能を工夫する」、「お湯の使い方を工夫する」という方法では問題を解決することはできません。

リモコンに、水漏れを示すエラーコードなどが表示されている場合、メーカーや販売店に相談してみましょう。なお、既に10年以上使用しているエコキュートの場合は、修理してもすぐに他の場所に不具合が生じる可能性が高いため、買い替えがおすすめです。

頻繁にお湯切れを起こすなら大容量のエコキュートに買い替えるのがおすすめ

エコキュートのお湯切れに関しては、機能やお湯の使い方が原因でなく、現在設置しているエコキュートのタンク容量が、家族構成や生活スタイルに見合っていないというケースも考えられます。

例えば、エコキュートを設置した後に家族の人数が増える、家族の成長に伴い使用湯量が増えるなんてケースは珍しくありません。したがって、購入時点では問題なく使えていたのに、最近になって、頻繁にお湯切れするようになって困っている…という方の場合は、設定の見直しではなく大容量のタンクを持つエコキュートに買い替えするというのも対策として有効です。特に、エコキュートは、現在でも開発合戦が行われており、設置から10年程度経過していれば、本体を買い替えることでランニングコストが大幅に安くなる可能性もあるのです。

そこでここでは、購入から10年前後経過しているエコキュートのお湯切れ対策として、本体の買い替えという選択をした場合のメリットをいくつかご紹介します。

メリット1 光熱費が安くなる

お湯切れ対策として本体の買い替えと聞くと、「コストがかかりすぎる…」と感じる方も多いと思います。しかし、購入から10年前後経過しているエコキュートの場合、中長期的に見ると買い替えしたほうが経済的にも有利になる可能性が高いのです。

まず、現在よりもタンク容量が大きい機種に買い替えすれば、お湯切れによる日中の沸き増しが不要になるため、余計な給湯コストを削減することができるようになります。さらに、エコキュートは、現在でも開発が行われていて、年々省エネ性能が向上しています。10年程度経過したエコキュートの場合、経年劣化により本来の省エネ性を発揮できなくなっている可能性も高いので、新しい機種に交換することで、日々の給湯にかかるコストを大幅に節約できるようになるはずです。

メリット2 故障の不安なく利用できる

エコキュートは、10~15年程度が寿命と言われる設備なので、10年前後使用している機種の場合、機器の経年劣化により大小さまざまな不具合が生じる可能性があります。水漏れによるお湯切れ以外にも、お湯を沸かせなくなる…といった致命的な故障がいつ発生してもおかしくない状況といえるのです。

一方、新しいエコキュートに買い替えすれば、当分は故障の不安なく使用することができるようになるはずです。また、万一故障したとしても、メーカーや販売店の保証があるため、無償にて修理対応などを受けることが可能です。

なお、設置から8年以上経過しているエコキュートで、故障や不具合が頻発するようになったという場合は、お湯切れの有無など関係なく買い替えがおすすめです。

メリット3 最新機能を使えるようになる

エコキュートを最新機種に買い替えれば、今まで使用していたエコキュートには搭載されていなかった最新機能を使えるようになります。特に、昨今のエコキュート業界では、省エネ機能以外にも、バスタイムをより楽しめるような機能が搭載されるようになっています。

例えば、エコキュートメーカー各社は、微細な泡を発生させるマイクロバブル機能を搭載させた機種を販売するようになっていて、このタイプの場合、入浴後の湯冷め防止や美肌効果が期待できるようになるとされています。マイクロバブルに関しては、三菱は「ホットあわー」、ダイキンは「ウルトラファインバブル」など、独自名称がつけられています。この他にも、ふろ配管を通るお湯に深紫外線を照射することで除菌し、浴槽のお湯を綺麗に保つ便利機能などが登場しています。

メリット4 補助金で買い替えできる

ここ数年、エコキュートの買い替えには、非常に手厚い補助金が支払われるようになっています。エコキュートは、従来型のガス給湯器などと比較すると、給湯時に発生するCO2が大幅に少なくなります。そのため、脱炭素社会の実現に向けて、非常に有効な設備とみなされるようになっているのです。

2024年度に関しては、基本の補助額として8万円、さらに加算要件を満たすことで最大23万円が交付されるなど、例年にない手厚い補助金が用意されていました。2025年度も、同レベルの補助金が予定されているという情報もあるので、イニシャルコストを抑えて、より省エネ性の高い機種に買い替えできる点は、非常に大きなメリットになるはずです。

まとめ

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今回は、家庭の給湯器としてエコキュートを利用している方の最大の悩みとなる、お湯切れ問題について解説しました。記事内でご紹介したように、貯湯式の給湯器であるエコキュートは、一度お湯切れを起こしてしまうと、再度お湯が使えるようになるまでに30分から4時間もの待ち時間が発生するのです。

当然、エコキュートにお湯切れが発生してしまうと、お風呂以外でもお湯が使えなくなるので、何かと不便な思いをしてしまうでしょう。さらに、日中の沸き増しが必要になるということは、電気料金単価が高い時間にお湯を沸かすことになり、光熱費的な問題も発生するのです。

もちろん、エコキュートを利用している人なら絶対にお湯切れを起こすというわけではなく、適切なタンク容量の機種をえらび、正しい使い方を守ることができれば、お湯切れを起こす心配はないので安心しましょう。

現在、自宅に設置しているエコキュートが頻繁にお湯切れを起こして困っているという方がいれば、ワンランク大きいタンクサイズのエコキュートに買い替えすることも検討しましょう。自宅に最適なタンクサイズが良く分からない…という方がいれば、お気軽にエコキュートとオール電化専門店 とくとくショップまでお問い合わせください。

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