収録内容
災害時に停電が起きても、自立運転モードで電力を使用できるなど「災害に強い」というイメージがある太陽光発電ですが、近年では地震による被害で太陽光パネルやそれを設置している家屋の倒壊などによりダメージを受けてしまい、災害時に強みを発揮できない事例が起きています。
しかも、太陽光パネルは日光が当たると発電をしてしまうため、発電施設がダメージを受けてしまうと漏電や感電の事故につながるという指摘もあり、地震対策は太陽光発電の重要項目になりつつあります。
地震が発生すると太陽光パネルや太陽光発電施設にはどんなリスクが考えられるのか、そのための有効な対策とは?
目次
- 1. 太陽光パネルで知っておくべき地震リスク
- 1.1 発電不能リスク
- 1.2 感電リスク
- 1.3 漏電リスク
- 1.4 発熱、発火リスク
- 1.5 令和6年能登半島地震で太陽光発電はどうなった?
- 2. 今すぐできる、太陽光パネルの安全度チェック
- 2.1 地震に強い架台を使用しているか
- 2.2 高水位時にも安全を保てる高さか
- 2.3 被災時の耐久性
- 2.4 ハザードマップによる災害リスクの有無
- 3. 有効な対策をすれば太陽光発電もっと災害に強くなる
- 3.1 地震に強い架台を選ぶ
- 3.2 建物の制震・免振性能を高める
- 3.3 高水位時にも耐えられる高さを確保する
- 3.4 日本は災害と切っても切れない国という前提に立つ
- 4. まとめ