収録内容
10年以上前から太陽光発電を設置している方の中には、急激な出力低下による影響を受けている方もいるのではないでしょうか。10年以上前に製造された太陽光パネルにはPID現象の対策が施されていないため、不具合や劣化リスクの高い状態です。また、蓄電池の接続にも影響を与える可能性があります。
そこで今回は、PID現象の仕組みや原因、対策や蓄電池への影響について詳しくご紹介します。自宅の太陽光発電で不具合が生じてきている方やPID現象が気になるもののよくわからない方などは、参考にしてみてください。
目次
- 1. PID現象とは
- 1.1 太陽光パネルの出力低下現象
- 1.2 主に大規模太陽光発電で発生している
- 1.3 太陽電池の種類によって出力低下の動きが異なる
- 2. PID現象の主な原因
- 3. PID現象の対策
- 3.1 太陽光パネルの負極をアース接続
- 3.2 絶縁型のパワーコンディショナを設置
- 3.3 両面型太陽光パネルへ交換
- 4. PID現象の対策状況で蓄電池の接続可否が変わる?
- 5. PID現象による被害を抑えるには蓄電池にも注目すべき
- 5.1 PID対策済みなら蓄電池で余剰電力をいつでも貯めておける
- 5.2 200V機器がある場合は仕様を確認する
- 5.3 ライフスタイルに変化がある時は蓄電容量を見直す
- 5.4 災害対策についても考えておく
- 6. PID現象は出力低下を招く!早期にチェックすべき!