オール電化住宅にするには、何アンペアの契約にすればいいのですか?
このご質問への回答は、明快に何アンペアとは言い切れません。
その理由はオール電化での使用機器の規模や、その他電子レンジやテレビ、照明などの使い方がアンペアに関係してくるからです。
つまり、エコキュートの容量や蓄熱式暖房の規模などが、必要なアンペアに関係しますし、例えば家じゅうにある電気製品を一度に使用するかしないかでもアンペア数は変化します。
これでは答にならないので、いくつかの例をあげてみます。
例えば東京電力の電化上手契約では80アンペアで、エコキュート(8時間通電制御型)4.4kWが1台、蓄熱暖房器(5時間通電型)5kWが3台ですが、夜間蓄熱機器は、0.1倍で計算するので60アンペアになります。
ほかには、6kvA契約50アンペアで、一度にエアコン暖房と、炊飯器などを使用したらブレーカーが落ちたそうです。
ほかの例では40アンペアで大丈夫だという住宅もありますから、これらから想定すると、基本料金はやや高くなりますが、60アンペアは欲しいところでしょう。
また電気代のことを考えると、アンペアも大切ですが、それと同時に電気のじょうずな使い方も大切になってきます。
電気のムダ使いは家計に影響すると同時に、広い意味ではエコ志向に反することになります。