オール電化というのは、結局どういうものですか?すべて電気?メリットを教えてください。
オール電化で、オールという言葉がやや誤解を招くかもしれませんが、要は光熱を全部電気エネルギーでまかなうことです。
なぜこれがいいかと言う点は、エコキュートなどのヒートポンプが環境に優しいからです。
環境に優しいという意味は、空気中にある大気熱を熱源として利用するからです。
これに対してガスや灯油は大気を利用することができません。
また熱効率の面でも、ガスや灯油は100の熱で100%の効率しかだせませんが、ヒートポンプは大気熱の移動を利用するため1の電気で3~6.5倍ほどの熱を立つことが可能です。
言変えると100の熱量の燃料で火力発電では40の電気を生産し、送電ロスで38%になりますが、ヒートポンプは3~6.5倍の熱を生産できるので38×3倍=114、38×6.5倍=247という熱になるのです。
つまり電気で作動するヒートポンプは100の熱量を114~247に増幅することができるのです。
IHクッキングヒーターは、ガスのように不燃焼による中毒の心配はなく、火災のリスクも激減し、さらに空気を汚すことはありません。
なお、暖房に関しては、ガスストーブや灯油ヒーターのように一酸化炭素をださないヒートポンプ式暖房や蓄熱式暖房は高効率の暖房能力があります。
以上がオール電化が良いと言われるメリットです。