オール電化は環境に優しいと言っていますが、使う電気は結局火力発電所などで作られているので同じだと思います。
確かにおっしゃるとおりです。
電力会社の電気は、特に原発が停止していると、火力発電がメインになりますから、CO2を排出し、その電気を使うのですから、オール電化自体でCO2削減に貢献することはできません。
ただし、観点を変えると別の見方ができます。
家庭で電気を一番大量に使うのは給湯ですが、オール電化でのエコキュートを作動させるのは基本的には夜間です。
これは夜間の電気料金が安いこととも関係しますが、夜間は工場や事業所など大量に電気を使うところが休止しているので、電力の需要が少なくなります。
そうすると大量の電力を発電しなくても供給が間に合うので、それだけ化石燃料の使用量が減り、そうすると化石燃料が燃焼する際に排出されるCO2の量も減るということになります。
さらにオール電化と太陽光発電システムを組み合わせると、まさにエコ電気になります。
それは、昼間で太陽光が照っている時間帯には太陽光発電が発電した電気を住宅内で消費するからで、その間の電力会社からの電気は止まっています。
したがって、オール電化でエコに貢献するには太陽光発電もあったほうが良いことになります。
そうすると昼間の電気はCO2を出しませんし、夜間の電気はCO2の排出量が少ないと言うことになるからです。